「牛乳はカルシウムたっぷり♪身長を伸ばすのに牛乳は必要でしょ!」
と、必死に お子さんに牛乳を飲ませている方がいます。

  • 実際に、牛乳を多く飲ませて身長は伸びたのでしょうか。
  • 牛乳を飲めば身長は伸びる!の考えは正しいのでしょうか。

なかには、「牛乳を飲ませているのに身長が伸びない」と悩む声も ときどき聞こえます。

牛乳は身長を伸ばすのか?牛乳と子供の身長について 詳しくまとめましたので参考にしてください。

牛乳を飲めば身長が伸びる!はホント?

身長を伸ばすということは、骨を伸ばすということです。

では、骨とは何でできているか ご存知でしょうか。
なんとなく、
『カルシウム』と答えそうですが、実はカルシウムではありません。

骨ってなに?カルシウムの働きは?

骨は何でできるているかというと タンパク質 です。

じゃ カルシウムって何?と疑問がでてきますね。

実は、カルシウムというのは 骨を作るのではなく 骨を丈夫にする栄養素なのです。

つまり「牛乳を飲めば身長が伸びる!」これは間違った知識ということ。

もちろん、骨にとって牛乳に含まれるカルシウムは大切な成分。牛乳は一番優れたカルシウム源ともいえる飲み物ですから 適量を続けて飲むのは大切です。

骨や筋肉の材料となる栄養素とは

では身長を伸ばすためには何が重要なのでしょうか。

骨を成長させるために必要な栄養はタンパク質。
タンパク質は 骨や筋肉の材料となるので、身長を伸ばすためにはタンパク質を摂取することが重要になってきます。

また タンパク質は、成長ホルモンの分泌を促進させる働きもあります。

まとめると

  • 骨を作る たんぱく質
  • 骨を丈夫にする カルシウム

どちらとも十分に摂取して、初めて健康的に身長を伸ばすことが叶うのです。

分かりやすく例えるなら、
骨をビルとした場合、骨組みとなる鉄筋がタンパク質です。
骨組みを補強するコンクリートがカルシウムという関係性になります。

つまり、タンパク質がなければ、身長が伸びないですし、カルシウムが足りなければ骨はもろくなるというわけです。

身長を伸ばすなら知っておきたい必要な摂取量

身長を伸ばすために、栄養を色々な食品から摂ることが大事なのですが 身長にとって 最も重要な働きをする栄養素は、タンパク質です。

おさらいすると、身長を伸ばすということは、骨を伸ばすということ。
たんぱく質は、筋肉や骨の材料となり骨を太くし、成長ホルモンの分泌を促進する働きを持っています。

一方、カルシウムは、骨を丈夫にする働きでしたよね。

たんぱく質もカルシウムも、骨の成長に欠かせない栄養素ですが、単に身長を伸ばす栄養素は何か、と考えるなら まずは たんぱく質が大切 といえます。

では、そのタンパク質は成長過程で どのくらい必要なのでしょうか。

◇ 小学生から思春期まで


小学生から思春期くらいの子どもは、大人と同量もしくは、それ以上のたんぱく質を摂取する必要があります。


◇ 思春期


思春期になったら、タンパク質の摂取量をさらに増やすことが重要。幼少期と思春期の間である前思春期の間なら、身長は緩やかに伸びますが 思春期に入ると 一気に身長が伸びるからです。

思春期のスパートともいわれており、この時期にタンパク質を増やすことでスパートを上手に活かすことができます。


◇ 成人


逆に大人になってからは、タンパク質の量を減らすこと。
思春期が終わって身長が伸びなくなったら、食欲をセーブすることが重要です。

思春期と同じペースで食事をしていると、栄養の摂り過ぎで肥満になってしまいますので、タンパク質の量を適量に減らしていきましょう。

高タンパク&低カロリーが大切

子供の肥満は身長を伸ばす妨げ になります。

ですから、脂肪を取り除いて低カロリーにしてから、たんぱく質を摂取することが 身長を伸ばすことにつながってきます。

魚や肉などは、たんぱく質が多く含まれている食材です。しかし、種類や部位によって 脂肪分が多く含まれているものがあります。

肥満にならないように身長を伸ばすためには、高たんぱく質&低カロリーな食材がべストです。

脂っこいものを食べると すぐに満腹になる小食な子どもや、太りやすい体質の子どもは特に 脂肪の摂り過ぎをさけると身長を伸ばす良い条件になってきます。

身長を伸ばす食材選びのポイント

◇ 肉


肉類ならば肉の部位によって含有される脂肪分の量が異なります。高級なお肉ほど脂肪が多く、霜降りの牛肉は脂肪が多くタンパク質が低いといえます。


先生

ハンバーグはお肉の中でも特に気を付けたいメニューで、カロリーが高いことが問題です。
5歳児では、たった1個のハンバーグで、1日に必要なカロリーの1/4を摂取したことになります。

牛肉や豚肉を選ぶときには、ヒレ肉やモモ肉を選ぶことをオススメします。

煮豚や ゆで豚はヘルシーなメニューで、調理法も簡単かつ 冷凍保存できるため とても便利です。

また、鶏肉はささみが一番ヘルシーな部位。むね肉やモモ肉なら、皮をとることで脂肪が半分に減ります。


◇ 魚


魚は、肉と比べ 高たんぱく質 低カロリーであるものが多いです。ですが、これも魚の種類によって異なるため注意が必要です。

例えば、タラやマグロの赤身部分は、とても高たんぱく質 低カロリーです。反対に、サバやブリは たんぱく質が少ない高カロリーな食材です。


◇ 豆類


豆類は 畑の肉と呼ばれる大豆をはじめ、ヘルシーなたんぱく源といえます。

身長を伸ばすために 積極的にメニューに取り入れたい食材です。

調理法で高タンパク&低カロリー

食事選びのほかにも、カロリーを減らす方法として調理法があります。

脂肪を落とす調理法は、

  • 脂肪部分を切り落とす
  • ゆでる・蒸す・網焼きで油を落とす
  • 揚げもの・炒め物を避ける

があげられます。

肉中心の食事では、動物性脂肪を摂り過ぎてしまいます。

豆腐や納豆などの大豆製品で上手にたんぱく質を摂取しましょう。

身長を伸ばすコツは 楽しい食事

小食で痩せている子どもが多い昨今。痩せ型の子どもには、炭水化物の摂取が とても大切になってきます。

骨となるタンパク質や 骨を強化するカルシウムであっても、骨を作るときに必要なエネルギーがなければ始まりません。
エネルギー源には、炭水化物が必要不可欠なのです。

「何を食べるのか」ということより「いかに楽しく食事ができるか」を優先して考えてあげると良いでしょう。

食べることにストレスを感じると、呼吸量に大きな差がでます。


先生

タンパク質とカルシウムは、ゆったりとした気持ちで摂取すると、効率よく吸収できる性質があります。

身長を伸ばすためにも、楽しく食事することを心がけましょう。