『ピル』 と聞くと、
避妊薬と思われている人が多いですが 最近は月経痛や月経前症候群(PMS)の緩和のために 低用量ピルを利用する方が増えています。

低用量ピルは どんな効果効能があるのか、飲み続けることによる副作用はあるのか、だれでも飲むことができるのか?など低用量ピルについて詳しくまとめてますので参考にしてみてください。

低用量ピルとは

低用量ピルは、避妊薬として一般に知られています。ですが、ほかにも女性に優しい使い方が多くあります。

そもそもピルというものは、女性ホルモンのプロゲストーゲン=人口黄体ホルモンとエストロゲンを合体させた薬です。その含まれているホルモンの量により、

  • 低用量
  • 中用量
  • 高用量

の3つにわけられます。

一般的に使われいるタイプは、エストロゲンの量が30~35μg である低用量ピルです。

低用量ピルとは、月経の周期によって影響されるホルモンの変動を穏やかにする働きがあります。
月経痛や月経前症候群(PMS)の緩和ができ、子宮内膜の増殖を抑制するため 子宮内膜症の治療としても有効です。

女性ホルモンのバランスが崩れることで起こる プレ更年期の心身の変化や肌の不調にも、低用量ピルを服用することで プレ更年期を緩和することが可能です。

低用量ピルの副作用はあるの?

低用量ピルは ホルモン剤として知られており、副作用を心配される方も多いでしょう。

個人差がありますが 薬を服用してすぐの頃に 胸のむかつきや乳房のはりなどを感じる方がいますが、数日から数週間ほどで落ち着くことが多いようです。

もし副作用が出て気になる方は、漢方薬や吐き気止めなどで抑えることができるため、早めに病院に行きましょう。

女性にやさしい低用量ピル

低用量ピルを飲んでいる間、排卵がとまるため 非常に高い避妊効果が期待できます。

女性ホルモンを安定させる効果もあり、月経前のイラつきや気分の浮き沈みも改善。
月経前症候群(PMS)にお悩みの方の治療に適しています。

  • 月経痛がツライ
  • 月経周期が不規則
  • 月経血の量を調整したい

などの月経に関するお悩み全般を解決できる効果があります。

黄体ホルモンによって皮脂の分泌が活性化し ニキビができやすくなることがありますが、それも低用量ピルでホルモン量を調整することで治療できます。

毛深いといったお悩みにも有効です。

低用量ピルの効果をピックアップ

  • 月経量の減少
  • 月経痛の緩和
  • 月経前症候群=PMSの改善
  • ニキビ予防
  • 肌荒れの改善
  • 月経日の調整
  • 月経周期の安定
  • 多毛症の改善
  • 卵巣機能の低下改善
  • 子宮内膜症の改善、再発防止

だれでも低用量ピルを服用できるの?

低用量ピルは、安全性が認められた薬で、誰でも安心して服用できるようになっています。

飲めない方は、以下のような症状がある方です。

  • 幾度も血栓症を発症したことがある
  • 高齢の方でヘビースモーカーである
  • 乳がんの治療をしている

月経があるほとんどの女性が服用できます。

低用量ピル 成分と種類の違い

低用量ピルは薬局での扱いはありません。
医師の処方箋をもらうことが必要で、婦人科や女性外来などを受診し 処方してもらいましょう。

自身の症状やピルの服用を検討しているなど、しっかりと自身のことを伝えることも大切です。

低用量ピルには 様々な種類があります。

  • 3週間服用後、1週間間をあける21錠タイプ
  • 毎日服用する習慣をつけるための偽薬=プラセボを含む28錠タイプ
  • ヤーズと呼ばれるホルモン量をより減らしたエストロゲン量20μgの超低用量ピル

ほかにも ホルモン量によって異なりタイプも様々です。
また どのようなピルを使用しても、避妊効果や改善効果は表れます。

ご自身の好みや体質によって相性の良い量を選択し 上手に不調と戦いましょう。

低用量ピルの疑問あれこれ

・低用量ピルを服用すると太るの?


低用量ピルを服用することで太ることはないです。

昔使用されていた中用量や高用量のピルには 体重が増える例もありましたが、低用量ピルに関してはその心配はありません。

ピルにより 体調が改善され食欲が増す場合もあれば、精神的に安定することで過食が落ち着く場合もあります。
もし、低用量ピルを服用しているときに体重の増加があった場合は それだけの作用とは考えにくいでしょう。

・価格はどれくらい?


健康保険が適用されるもの、されないものがあります。

どちらも月に約2,500円前後で 保険が適用されれば月に2,500円弱
自費の場合は2,000~3,000円程度です。

・服用を始めてから、ムカムカするが副作用なのか?


低用量ピルを服用し始めたとき 体に新しくホルモンが入ってくることで体が反応し、妊娠初期におきる つわりのような症状を起こす方もいます。
ほかにも 乳房の痛みやハリ、頭痛などが現れる方も。

ホルモン量が少ないピルなので 多くの方が数日程度で治まるようです。もし 症状が長く続く場合は 主治医に相談し、ピルの種類を変えるといったパターンを考えましょう。

・ずっと服用しても大丈夫?


本来、数十年飲み続けることを前提として作られた薬なので 飲み続けても大丈夫です。

もちろん 数カ月で服用を止めたり、また飲み始めたりといった飲み方も可能。月経がある女性なら心配ありません。

30代~40代から低用量ピルを服用すると 徐々に減少する女性ホルモンを調整できるため、更年期に発症しやすい症状の緩和につながります。

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