更年期の

  • 夜の営みの変化
  • デリケートな部分の悩み
  • 閉経後の性行為のこと

などなど 誰にも聞けない、でも大切な更年期、閉経後の性についてまとめてみました。

世代別で性行為の意識が変わる!?

年齢に応じて、性行為の意識が変わってきます。身体の変化に応じてお互い理解しあえることが大切です。

◆ 40代


閉経前後と油断して避妊せず性行為を行い 妊娠して中絶・・・。というケースがあります。
40代の性行為は まだ避妊することを忘れず、気を付けておきましょう。

◆ 50代


閉経後の50代は、性的コミュニケーションとして性行為を行う認識のようです。

閉経のあとは、膣の潤いが不十分になりやすく 性交痛を感じる女性が増えてきます。
また、男性にとっても勃起機能が低下し 加齢とともに性的能力が衰えるといえます。

互いの体の変化をパートナーに伝え、相互理解を深めるとともに 膣の潤いをキープする ゼリーやローションを使うと性交痛が和らぎます。

また 性行為の際に女性が上位となり 自分のペースで動くといった工夫をすると、よりよいコミュニケーションとなるはずです。

◆ 60代


60代では、男性の勃起機能の低下が著しい問題となります。
女性パートナーは 指摘せず優しく事実を受け入れ、触れ合うことや愛されていると感じることで 満足であることを伝えてあげると良いでしょう。

性行為を最後まで遂げるのではなく、触れ合うことや愛の言葉をかけあうことも 大切なコミュニケーションであるといえます。

更年期の性行為で感じる 性機能の衰えや悩み

女性にとって 年齢があがるとともに感じやすい性機能の衰えは、感情の昂ぶりの減少や 膣の潤いが少なくなることで起きる 性交痛などが代表的です。

40代の既婚女性において、感情の昂ぶりを感じたり膣の潤いが十分である と感じる方は 約7割程度といわれています。

一方、50代の方では約3割、60代になると約2割程度に低下してしまうのです。

そのうえ 膣の潤いが低下する50代以降の既婚女性のうち、約3割の方が性交痛を感じていることがわかっています。

それは、閉経後に増える問題であり その内容は人によってことなるということです。

では 更年期に突入したあと 閉経を迎えた方のホルモンバランスがどのように変化するのか、そして 女性の場合、膣の状態がどうなってしまうのか。さらに深く解説したいと思います。

閉経後、膣の状態は どうなってしまうの?

更年期によるデリケートな体の変化は、誰にでも起こりうることです。

特に女性は、女性ホルモンであるエストロゲンの分泌が減り、体に大きな影響を与えるといわれています。

エストロゲンは 泌尿生殖器の成長や増殖、その機能全般に携わる役割を持ちます。
ゆえに、その分泌が低下すると 外陰部や膣の粘膜である皮膚などが薄くなってしまい 萎縮する傾向があります。

つまり閉経後の膣の状態は 萎縮しやすい状態になるということです。

膣が萎縮すると、

  • 痛みを伴う
  • かゆみ
  • 頻尿
  • 尿意切迫
  • 乾燥

などの症状が起こりやすくなります。

上記の 尿意切迫 とは 突如、我慢できなくなるような尿意をもよおすことです。

もちろん このような症状は人によって異なりますが、顕著に表れる方は自転車のサドルに座るときですら痛みを伴うというケースもあります。

先生

閉経後の膣の萎縮は すぐに発症するわけではなく、少しずつ体が変化していきます。また 症状の強さも人によって異なり、時期もいつ発症するのか一概には特定できません。

誰にでも起こりうる膣の萎縮ですが、まったく自覚症状がないという方もいます。

そのほか、性的コミュニケーションを行っている方のほうが 膣の萎縮が少ないといわれています。

体脂肪が高い方も、萎縮が弱いようです。それは、脂肪にエストロゲンを増やす働きがあるためで、閉経後に分泌されるエストロゲンの主な生産場所であるためです。

更年期や閉経後にある 膣の萎縮は、個人差が大きく一概に言えないのが正直なところです。

閉経後はスローセックスを

閉経後の女性は、女性ホルモンの減少で 膣の潤いが足りず渇きやすくなったり、また 加齢によるコラーゲンの分泌が低下し、弾力がなくなるなどの理由で 膣の萎縮が起こります。

萎縮してしまった膣は、潤いが少なく乾燥した状態になります。

肌が乾燥すると かゆみを伴いますが、それは膣も同じ。閉経後に膣がかゆくなる症状が起こるのはそのためです。

また、性行為をしていると尿意がきてしまうという方も。

それは、エストロゲンの分泌が減ることで尿道の粘膜や膀胱の粘膜が弱くなったり うすくなったりして、尿意を感じやすくなるからです。

膣の粘膜自体も乾燥し薄くなっているため、性行為の動きが刺激として痛みになってしまうことが多くなります。

少しの摩擦でも出血する場合があり 注意が必要です。

閉経後の性行為で気を付けたいことは 無理をしないこと が大切。性行為の合間に休憩をとるといったスローセックスがオススメです。

性行為後のトラブル 自浄作用の低下が原因!?

更年期が進むにつれ エストロゲンの分泌はどんどん低下していきます。

その影響として、体にさまざまな変化が現れてきますが その一つに、自浄作用 が弱まることが挙げられます。

エストロゲンが正常に分泌されている間は、乳酸菌のひとつが 膣内を酸性にキープ。それにより、体内に雑菌がはいることを防いでくれます。

更年期 関係なく若い方でも 『おりもののにおいが気になってしまう』 という方は、ストレスなどの影響で、この自浄作用が弱まり おりもののニオイが発生している原因の1つといえます。

自浄作用の低下は、雑菌が体内に入りやすくなることを指し、性行為後に膀胱炎や尿道感染症になりやすいといったトラブルが発生します。

先生

予防策にお風呂やシャワーの後、行為を行うと考えられる方も多いかもしれませんが、それは予防策として有効とはいえません。

体の表面には、もともと雑菌が存在するため、体を清潔にしたとしても消えるわけではないのです。

もちろん、清潔を保つことは大切です。しかし、感染症は 雑菌の量と免疫力の強さとのバランスにより発症するか否かが決定します。

そのため、性行為をしたくない、疲れているといった場合には、無理をして行わないように気を付けましょう。 それが一番の予防策といっても過言ではありません。

◆ 膀胱炎になりやすい人は


膀胱炎になりやすいと自覚している場合は、性行為後にトイレに行くよう心がけて。

尿道から雑菌がはいり、膀胱へ入り込んでしまうと、徐々に尿がたまるとき雑菌が増加するためです。
寝る前の排尿は、それを防ぐ意味もあるため、就寝前に排尿をすませておくようにしましょう。

更年期障害の治療・膣 萎縮の治療

更年期障害の症状は 人によって違います。

膣が萎縮することで起こる 膀胱炎や尿道感染症のほかにも、更年期特有の悩み めまいやのぼせ、ほっとフラッシュ、多汗、不眠、肩こり、冷え性など多くあります。

このような症状が強く表れる方は、全身療法としてホルモン補充療法が一般的に知られています。

もし、膣の萎縮による不快感だけであれば、 膣内にホルモン剤を入れる膣座薬 を使用するほうがベター。薬を飲むよりも安全性が高いためです。

局部には局部の治療をすることが近年行われている治療の一般的な考え方となっています。

閉経後の性行為で生じる問題まとめ

閉経後の体は、加齢による身体機能の低下があらわれやすくなります。その中でよく聞く悩みをまとめました。

  • 膣がかゆい
  • 挿入すると少しだが出血する
  • 膀胱炎になりやすい
  • 性行為の間にトイレにいきたくなる
  • 閉経以降、性行為の最中に尿意をもよおすようになったのはなぜ?

それらの原因は、ほとんどがエストロゲンの分泌が低下することで生じる問題といえます。
特に、閉経後の女性は体の変化が大きくあらわれます。

更年期は、閉経前後の10年間のことで女性ホルモンが一気に低くなることで女性の体に急激な変化をもらたします。

先生

症状がツライ、日常生活に支障がでるという方は 無理をせず ホルモン補充療法や膣座薬 などに頼ると改善します。

恥ずかしいといった感情になる必要はありません。

快適な生活を送るためにも、まずは、医師に相談し適切な治療を受けることを考えてみましょう。

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