ハーブと同様に、スパイスには、美容と健康に良い効能がたくさんあることをご存知ですか?

太陽がサンサンと輝く暑い国で育ったスパイスは、カレーをはじめとしてスパイシーな料理や、ティーの香りづけなどで体の巡りを促進し、心も元気にしてくれることがわかっています。

そこで、普段から調理に取り入れやすい6種類のスパイスを中心に、その効能や作用についてご紹介します。

美容と健康のため、イキイキとした日々を過ごすため、暮らしの中で スパイスを上手に活用していきましょう。

スパイスの正体とは?その効能について

インドの伝承医学として知られているアーユルヴェーダで、スパイスの薬理効果は欠かせないものです。スパイスを豊富に用いたカレーは、インドの方々にとっては 日本でいう薬膳と同じ意味になります。

スパイスの美容効果や健康維持といった作用を知っていくことで、その効能がより実感できることでしょう。

日本では、ハーブが有名で、その使用方法や効能はよく知られていますね。けれど、スパイスに関する薬理効果や使用方法について知っているという方は多くありません。

スパイスといえば、一番先に思い描く料理は カレー。
ただ、それに使われている数種類のスパイスの効能まで知っているという方は少ないはずです。

スパイスとハーブの違いとは

そもそも、スパイスとハーブの違いとはなんなのでしょうか?

実は、明確に定義された違いはありません。

一般的に、スパイスとは アジアといった暑い国で生産されたもの。独特の辛味や香り、色付けをするときに用いられる香辛料という呼び名もあります。

スパイスは 植物の種や実、地下茎といったものを乾燥させてできています。体を活性化させ、パワフルにする作用があります。

その一方、ハーブはヨーロッパをはじめとする寒い国で生産されているもの。

食材に薬効や芳香を加えるために使用されるため、香草という呼び名もあります。

ハーブは 草木植物の茎や葉といった緑色のところをドライや新鮮な状態で用いて、気分を落ち着かせる効果をえられる種類が多くあります。

夏にスパイシーなカレーが食べたくなるのはナゼ

暑い国の食べ物は、体を冷やすものが多く、夏は体を温めて発汗することで体を内面から冷却するという、スパイスならではの効力を体が求めている可能性があります。

人間はもともと、動物的本能を持っているもの。便利になり過ぎてしまった現代において、その感覚が鈍っている方も多いです。

体の声に耳を傾けることは、非常に重要なことです。
自分が好きなスパイスは、自身の体が求めているものということが多くあります。

インドにおいては、薬理効果を持っているスパイスを多量に用いたカレーは、薬膳として食されています。

インドの家庭料理として、家族の体調に合わせたスパイスの配合で作られているカレーは、まさにインドの母の味。また、スパイスの分量は、多量でも少量でもうまく効果が発揮できません。

丁度よいさじ加減を理解することで、家族の健康を見守り続けているのです。

プラスとマイナスの力を兼ね備えているスパイス

もしも、低血圧の方が高血圧の薬を服用してしまったら、大変な事態になりますね。

スパイスとなる植物たちは、高める力(プラス)と抑える力(マイナス)を併せ持つタイプがあります。

スパイスを摂取することで体の不調を改善させるには、一つ一つのスパイスの効力や働きをしっかりと理解して使用することが大切です。

これからの季節、夏に向けてスパイスを積極的に取り入れていき、体の中から健康かつキレイになることを心がけたいものです。

健康&美容効果に♪3つの特徴と6つのスパイス

料理といった食事にとりいれやすいスパイス。美容や健康にもよい6つのスパイスをまとめました。また、スパイスの形状も3タイプに分けてご紹介します。

スパイスの形状

◆ 精油


スパイスの実や種子、樹皮などより抽出されているため、刺激的な香りがポイント。これが強いパワーを持ち、ストレスや疲れなどで落ちた気力や体力に力を与えます。ハーブよりも強い刺激があるため、肌に塗るのではなくアロマディフューザーといったものを用いて芳香を楽しみましょう。

◆ ホール


植物の種子や果実、樹皮をそのままの形で乾燥させた状態のもの。香りが逃げにくく、香りを活かしたい料理に使うことがオススメです。漬け込み料理や煮込み料理にピッタリ♪
乳鉢ですりつぶしたり、指で砕いたり、ミルで挽いたりすると、新鮮かつ香り高い風味が楽しめるでしょう。

◆ パウダー


種子やホールなどを砕いて粉にしたもの。粒子が細かいため、料理の下ごしらえとしてまぶすとGOOD。瞬時に香りが引き立つため、出来上がったお料理に仕上げとしてかけたり、飲み物に混ぜたりすると良いでしょう。

『健康&美容効果』厳選スパイス6種類

◇ カルダモン
別名“香りの王様”と呼ばれているスパイス。脂肪を減らす生薬と考えられており、祈祷といったシーンに王を守る解毒剤および お香として用いられていました。
カルダモンを多く使う北欧は、アルコールの匂いといった口臭を消す口臭剤のほか、食後の消化促進剤としても活用されています。
そのほか、吐き気や咳止めや少量のパウダーをハーブティ、料理ならチャイやカレー、ピクルスなどに用いられています。
◇ クローブ
花のつぼみを乾燥させたもの。フランス語で釘という意味を指しています。日本で発見されたのは、正倉院の宝物だったとの説があります。
クローブは、抗菌力や鎮痛力に優れており、歯が痛いときに噛むと痛みが和らぐとして、歯科医のスパイスという別名もあるんです。そのほか、消化促進で胃腸調整剤や体を温める作用などがあります。
料理で使うときには、肉の塊に刺して香付けをしたり、魚の臭み消しに使ったりします。
◇ コリアンダー
医学の祖、ヒポクラテスが発見した、胸やけを防ぐ効果があるスパイスです。利尿効果のほか、デトックス効果にも期待されており、アーユルヴェーダではむくみ防止のお茶として活用されています。
ホールを粉砕し、ショウガと共に煮出したコリアンダーには、風邪のひき初めに起こる咳や頭痛を抑えてくれるといわれています。
集中力をUPしたいときには、コリアンダーの精油をたくと良いでしょう。
◇ クミン
カレーを作るときに香りを付けるスパイスとして用いられるスパイスです。インドでは必須であり、その独特の香りは食欲増進の効果があります。また、抗酸化物質のクミンアルデヒドを含有しており、エイジングケアにも効果が期待できます。
そのほか、精油の香りには、気持ちをリラックスさせ、活性化できる効果も。お料理には、マリネをはじめ、パンやチーズに練りこむといった活用法があります。
◇ シナモン
世界で最も古いといわれているシナモン。高い抗菌力を持っており、ミイラの防腐剤として使われていました。
体を温めて気持ちを落ち着かせる働きがあり、冷え性の方に最適なスパイスといえるでしょう。
白湯にスティックやパウダーを入れて飲用すると、インフルエンザや風邪の予防につながります。空腹時なら、シナモンとハチミツを同時に摂取すると、代謝が上がり美容効果を高めてくれます。
◇ ブラックペッパー
18世紀のヨーロッパで、現金に替わる価値があるものとして使われていたほど、高価なスパイスでした。辛味成分には、血行促進する効果があります。冷え性や肩こりなどの改善だけでなく、代謝アップにもつながります。
精油で香りを愉しむなら、コショウ特有の刺激的な香りに包まれます。刺激的な香りであるため、全身の活力がみなぎる感じを受けます。
呼吸器系の改善、風邪予防、抗菌効果があります。

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